住宅改修を利用する前にレンタルを活用せよ!
住宅改修は玄関や廊下、トイレや浴室などの住環境をリフォームする際に一定の条件をクリアすれば最大20万円までの費用が実質1割負担※1となるサービスです。
(※1 費用の9割が後で帰ってくる償還払いと、業者が9割を立て替える受領委任払いがあります。)
この住宅改修、基本的に1回しか使えないサービス(例外あり)なので、できれば失敗なんてしたくないですよね。そこでこのサービスを使うには以下の点を注意したほうが良いです。
- 本当に住宅改修が必要なのかレンタルを使って確かめる。
- 住宅改修をする業者が「介護保険のことをよくわかっている業者」かどうか確認する。
1についてですが、手すりなどはレンタルで代用することができます。本当にそこに必要かどうか試してから改修に踏み切ったほうが失敗しません。賃貸のマンションなどで退去時に原状回復しないといけないような住居だとそのままレンタルのままにしておくのも一つの手ともいえます。
2についてですが、これは私が実際にケアマネージャーをしていた時に起きた実体験からの感想です。
脳梗塞で片麻痺がある方の住宅改修をしたときのことでした。本人の動作を確認しながら手すりの位置を設定したのですが、いざ改修が入った後に手すりを確認したら手すりの位置がずれていたのです。
そのせいでその方は手すりを使って立ち上がることができず、とても不便な生活を送っていました。
その業者は大手のリフォーム会社でしたが、実際に作業した人たちは介護保険なんて全く分かっていない方々でした。この件以降、私は必ず福祉用具を扱う業者に住宅改修を依頼するようになりました。
これから住宅改修される方は、まず福祉用具をレンタルする。そのあとにそのレンタルしている業者に住宅改修を依頼しましょう。福祉用具の業者はだいたい住宅改修ができますし、経験も豊富なので失敗しにくいのでオススメです。
たまに「知り合いに工務店の人がいるからその人に頼みたいんだけど…」といった相談がありますが、その方が介護保険のことをわかっているのか、住宅改修の経験があるかどうかを確認してから話を進めたほうが良いと思います。お金が絡むことなので、後々揉めないように気を付けてくださいね。
いきなり住宅改修に踏み切るのはオススメしない!まずはレンタルでお試しを!
住宅改修は介護保険がわかっている業者に頼もう!福祉用具の業者に頼むのがBest!
コメント