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買ってはいけない「歩行器・車いす」と「介護用ベッド」

環境整備サービスを利用する際にはじめに候補に挙げるのは“移動を補助する道具”です。利用される方の身体機能によりますが、杖・歩行器・車いすのどれかになると思いますが、この中で歩行器と車いすは「買ってはいけない道具」必ずレンタル福祉用具貸与を活用するということを覚えておいてください。その理由は以下の通りです。

  1. 購入したけど使い勝手が悪かったということがある。
  2. 故障したら修理費用がかかる。
  3. レンタルのほうがかかる費用が圧倒的に安くついてしまう。
  4. 購入だと要らなくなった時に処分にお金がかかることがある。

まず1ですが、お試しで使う際はイイ感じでも、いざ使うとうまく進まなかったり、高さがうまく調整できないなどの状況がよく起きます。歩行器や車いすはちょっとした違和感が怪我につながったりしますので、レンタルを活用してしっかりフィットするものを選びましょう。

2については「歩行器や車いすは消耗品であること」を念頭に入れないといけません。タイヤやブレーキは使えば使うほど消耗します。交換や修理が必要となったときは購入だと自身で負担しないといけませんが、レンタルだと業者が修理してくれます。修理内容によっては新品に交換されることもありますので、圧倒的にレンタルがお得です。

3については車いすを例に挙げてみます。一般的な車いすのレンタル費用はひと月だいたい300円。ちょっと高機能なもので500円くらいです。500円だとしても1年使っても500円×12か月で6000円程度。しかもメンテナンス費用込み。コストパフォーマンスが良すぎですね。

4も結構問題になります。使わなくなった歩行器や車いすはそこそこ場所をとる粗大ゴミと化してしまいます。お住いの市区町村事情によるでしょうが粗大ごみは処分費用がかかります。これもレンタルなら業者に返すだけ。お手軽ですね。

これらの理由でレンタルが圧倒的にお得です。介護用ベッドも同様の理由でレンタルをおススメします。介護用ベッドはおよそひと月1500円位で借りられます。1年使っても18000円です。
介護用ベッドが30万円以上する超高級品ですから単純計算で15年以上使わないと元が取れません。どう考えても非効率です。

ちなみに私は杖だけは購入でも良いかなと考えます。杖を使って歩行できる方は自立度が高い方が多いので、機能面よりファッション性を重視しても問題ないからです。費用も一般的なもので3000円~5000円くらいで済みますし、高くても1万円くらいですからそれほど大きな負担にはならないですしね。

歩行器や車いす、介護用ベッドは生活の質を上げる重要アイテム。コスト面やメンテナンス性からもレンタルがおすすめ。間違っても買ってはいけないぞ!

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